逝去

一緒に暮らしていた犬が死んだ。 父の時も姉の時も、とても悲しかったけれど納得できた。 人の死については小さな頃から納得していた。 犬の死は違っていた。もちろんとても悲しかったけれど、さらに喪失感があった。 何をなくしたのだろう、考えてみた。 人…

銃刀法

正確には「銃砲刀剣類所持等取締法」という法律らしい。 先日のこと、探し物をしていたら古そうな短刀が出てきてしまった。 こういう物は届け出をして許可をもらわなければいけない・程度の知恵はあったので、警察署に行って聞いてみた。そもそもどこの課に…

等価交換

簡単に言えば、「Aが(A+C)=Bに変化するときBはAにCと同価を渡さなければならない。」ということなのだ。これは全てにおいて当てはまる。 夢でも希望でも目標でもそれを得た価値と渡してしまったものの価値、どちらが本当に必要だったのか死ぬ時までわから…

身体が良くなってくると何かしたくなるのが人情で、何かするには夢が必要だ。 夢をかなえるには目標を決め、目標をかなえるには方法を考える。 とにかくまずは夢だ。 何かわからない何かを考える時、俺は本屋に行く。何か心に引っ掛かる言葉や写真や イラス…

再心

去年のいまごろ、というより元旦からほぼ死んで(いるような状態だっ)た。 もうすぐ還暦だし、好きな人生をやったから、「さよなら」でもいいか・・ 案の定無理やり連れていかれた病院の先生は「このままだと、もうじき葬式だな。」 少し楽しそうに優しく教…

一華五葉

歯医者の帰りに花を買った。 思い返せば花を買ったことなどほとんど無い。付き合ったただ一人の女性、はるかに遠い土地で結婚した友達、ストリップ劇場の踊り子さん達、仏様(ご先祖様)。 そもそも果樹農家の私は花卉野菜類の花より果樹の花を見ることが多…

看脚下

今年で60(還暦)になった。今日まで好きなように生きてきた。 何のために、なぜ生きる?なんて考えたことはないし、やりたいことをやり続けた。 60の誕生日直後に生きるか死ぬかで入院した。結果生きられることとなり 今日にいたる。 かつて「夢」を見…