看脚下

今年で60(還暦)になった。今日まで好きなように生きてきた。

何のために、なぜ生きる?なんて考えたことはないし、やりたいことをやり続けた。

60の誕生日直後に生きるか死ぬかで入院した。結果生きられることとなり

今日にいたる。

かつて「夢」を見つけ、「目的」をたて、「情熱」を持って、過去を反省し将来の計画をたて生きていた。

今は今を生きるだけだ。夢も目的も情熱もあるが、過去や未来への想いは無い。

「四苦」も無い。生きるように生かされているので、生きることに意味なんて無い。

いつ死んでもいいけど死ぬ気はない。ただ穏やかに健やかに笑顔でいられれば

それでよし。

無理はしない、必要なもの以外は望まない、全てを楽しむ。

この世で楽しめなければあの世でも楽しめないからな。

「看脚下」足元を見なさいということ。

一生ぶんの今が微分、今の積み重なりが積分、おもしろいな(笑う)。